意見で経営は変わる!「客観的な意見」を取り入れて新たな成長を目指そう!(医療・介護の経営コラム03)

長年勤務している管理職やスタッフがいるにも関わらず、経営改善や将来の成長につながる意見を言ってくれない。結局、自分だけが今後の経営についてあれこれと考えている…そして、何か経営に関することを決めたとしても、それがベストな判断だったのかそうでないのか、わからないままになってしまっている…医療機関や介護施設の経営者は一度はそんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?

管理職やスタッフから何も意見が出てこない理由として様々な要因が考えられます。もともと経営に関する議論を交わす組織ではないのかもしれませんし、管理職と現場スタッフが経営に関する事を考える機会が少ないために意見を持てないのかもしれません。しかし、経営者としては経営に関する何かしらの意見やヒントが欲しい時が少なからずあります。

そのような場合は組織の内側ではなく、組織の外側の意見を聞いてみるのも良いかもしれません。組織を離れた位置から見ている人達の「客観的な意見」を聞いてみるのです。しかし「客観的な意見」といっても誰の意見でも良いわけではありません。自分たちのサービスを利用している人達、または医療や介護の業界に長けている人達に聞いてみるということです。

「組織外の人から自分達に関する意見やヒントが出るとは思えない」と思うかもしれません。しかし、いつもサービスを利用している人や、他の医療機関や介護施設を多く見ている業界の人達の言葉から、直接的な内容ではないにしても今後の経営に「きっかけ」になるような意見やヒントが手に入る場合があります。そしてそれらの意見には次の様なメリットがあげられます。

考えの硬直化による「思い込み」から脱出できる

経営者は何かと一人で考えがちなため、考え方が硬直化してしまい、いつも同じような考え方や結論になってしまう場合が多くなります。また、何かひとつ変えようとしても「今までそうしてきた」など、それをやるのが当たり前という「思い込み」に陥ってしまっている場合がよくあります。利用者の満足のためにと実施していたことも、実際に利用者に聞いてみると満足度向上に大して寄与していないことがしばしば見受けられます。組織内であれこれ考えるよりも、利用者のニーズは利用者から聞くことが効果的な場合があるのです。

時流に合った考え方や情報を取り入れることができる

医療を取り巻く環境は刻々と変化しています。医療機関や介護施設の経営においては時流に沿った対応を柔軟に行う必要に迫られる場合が多々あります。一方で、組織内のスタッフは日々の業務に常に追われています。そのような状況で業界の変化を自分達でキャッチしながらその対応をしていくことは困難である場合が多いのです。その点、医療・介護業界に精通した組織外の人達から意見や情報を取り入れることで、業界の変化にも必要に応じて対応することができるのではないでしょうか。場合によってはどのように取り組めば良いか提案してくれる場合もあります。

より良いアイデアをキャッチできる

経営目標を設定し、その達成に向かって実施事項を計画する場合には様々なプロセスが考えられます。当然目標の達成が大切ですが、中には目標達成までのプロセスも重要になる場合があります。例えば「目標の達成を通じてスタッフの育成を図る」ということもあれば「費用をかけずに達成する」ということもあるでしょう。組織内で目標達成までのプロセスを検討し、さらに組織外からの意見やアイデアも聞くことで目標達成に向けたプロセスをより良いものにできることもあります。「経営計画発表会」などの場で組織外の人達の意見を聞いて経営計画の調整を行うことはこのような利点を活用したものといえるでしょう。

今回のコラムのまとめ

組織外の「客観的な意見」を取り入れることは、組織に新しい思考を吹き込み、成長に向けた新たな取り組みを創り出す大きなヒントになる可能性があります。 与えられた「客観的な意見」を経営者が理解し、それらを活用することで新たな成長を目指してみてはいかがでしょうか。

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